みなさんこんにちは。
おかげさまでイグナル鍼灸院は開院して1年を迎えることができました。
みなさまには深くお礼申し上げます。
今回は、特に球技(野球向けかもしれませんが)をしている方々へ発信していきたいと思います。
※実施に際しては無理をせず、痛みを伴う場合は中止してください。入浴後に行なうとより効果的です。
1)オーバーヘッドストレッチ
両方の手の甲を合わせるように腕を内側にひねり、指を組みます。
そのまま組んだ手が離れないように耳の後ろまで持っていきます。
脇から下にかけて(広背筋)ストレッチされると思います。10カウント頑張ってみましょう。
そこで終わりではありませんよ。次は左に倒して右側を伸ばしてください。
5カウント数えて反対側を伸ばします。
左側も5カウント数えてください。
次にまた反対側の右側5カウント→左側5カウントと2セット行なってください。
どちらか固い方、伸びにくい方はありませんでしたか。利き手、投球側など酷使している場合は
差が出やすいので、なるべく左右均等になるよう固い方をやや多めにすることをお勧めいたします。
2)肩後方ストレッチ
左ひじを伸ばし曲がらないようにキープします。右手を「く」の字に曲げ左ひじを抱えます。
この時に左肩があまり上がらないように(いかり肩にならないよう、肩甲骨は下制を意識)気を付けて下さい。10カウントしましょう。
次に手のひらの位置を見てください。上を向いています、角度を変えると微妙に別の筋肉が伸びます。手のひら下、中間、上と角度を変えてやってみてください。それぞれ10カウントです。
3)上腕三頭筋ストレッチ
左肘を曲げ右手で頭の後ろに引っ張っていきます。この写真では左手が見えていますが、なるべく正面から見て手は頭の後ろに隠れるのが望ましいです。10カウントおこないましょう。
4)前腕伸筋ストレッチ
右ひじは伸ばしきり、左手で右手首を持ち手のひら側に曲げていきます。ストレッチ感があまり無い方は、指を少し握ってから曲げてみてください。ここの筋肉が硬いとひじの外側が痛くなる事があります(ほかにも原因はありますが)。これも10カウントです。
5)前腕屈筋ストレッチ
今度は手首を逆に曲げていきます。この筋肉が硬いとひじの内側が痛くなる事があります。
6)肩関節インターナルローテーション
肩関節の外旋筋のストレッチです。※理想的なフォームだったとしても、投球動作の繰り返しで外旋筋は常にストレスを受けます。投球、送球した分だけ内旋可動域は狭くなります。この柔軟性が低下すれば、肩肘の障害につながることになりますので、とても重要なストレッチです。
実施側の肩を下にして横向きになります。体幹から肩関節を90°、ひじ関節を90°屈曲し、写真のように反対側の手でゆっくり力を加え内側にひねっていきます。この筋肉はデリケートなのでゆっくり優しくおこなってください。肩の後ろ(肩甲骨と上腕骨の境目あたり)にストレッチ感がくるように微調整してください。10カウントおこなってください。
以上が上肢基礎編です。
ストレッチは日々行なう事で、今日の調子がわかります。自分の体を把握しそれに合わせたコンディショニングを行なってほしいと思います。
ストレッチのモデルになって頂いた大手前高松高校野球部の十河(そごう)勇吾くんありがとうございました。
※イグナル鍼灸院では肩こり、四十肩、ひじ、ひざ痛など関節痛でお悩みの方に、
「部分治療コース」をはじめました。詳しくはお電話にてお問い合わせください。