グラストンテクニックとは
マッサージ、お灸、鍼、整体、カイロプラクティック、電気など、世の中には色々な施術方法があります。
このグラストンテクニックの場合、様々な形をしたステンレスの器具を使って施術します。
グラストンテクニックを使った施術では、施術箇所にクリーム(エモリエント)を塗り、器具(インストゥルメントと言います)を当て擦るようにして筋肉をほぐしていきます。
筋肉はもちろんですが、特にマッサージでは難しい関節:手首、肘、足首などのくるぶし、膝のお皿のまわり、アキレス腱、足底腱膜、指の腱鞘(けんしょう)にアプローチすることができ、これらの部分の痛みをほぐすことができるのです。
擦るというと、何か痛そうなイメージがあるかもしれませんが、施術は決して痛みを伴うものではありません。
実際に、変形性膝関節症、手首の腱鞘炎、アキレス腱炎、股関節の手術後の拘縮で悩まれている方々の症状が改善し、感謝のお言葉を頂いております。
グラストンテクニックを導入した理由
以前、私は「治療は生身の手で行うのが一番いい」と思っていました。
ところが、その考えを改めざるを得ない出来事が起こりました。
かつて私は長年の左膝痛に悩まされていました。
階段の上り下りで痛みが走るほど、症状は重いものでした。
治療家としてはお恥ずかしい限りですが、どうしてもこの左膝の痛みを取ることができませんでした。
そこへ、2012年のある日、知り合いのトレーナーがグラストンテクニックの存在を教えてくれたのです。
さっそく、そのトレーナーからグラストンテクニックの施術をして頂きました。
それは、今まで受けたことのない刺激でした。
手によるマッサージにはない刺激です。
しかし、決して痛いものではありませんでした。
施術直後、階段を上り下りしてみました。
なんと、それまでの痛みが嘘のように、痛みがなくなっていたのです。
これには本当に驚かされました。
実際に自分が関節の痛みの改善を体験したこともあり、手だけではアプローチできない関節周りの施術にグラストンテクニックが有効なことは、明らかでした。
このグラストンテクニックならば、私と同じような症状で悩んでいる方の助けになれると思い、グラストンテクニックの資格を取りました。
現在はグラストンテクニックを当院に導入して、日々の施術で活用しています。
グラストンテクニックの導入実績
実のところ、グラストンテクニックは、海外では実績のあるメジャーな器具です。
アメリカ生まれなこともあり、アメリカのスポーツの現場で使われていることが多いですが、ヨーロッパなどでの導入実績もあります。
以下にプロスポーツの現場における主な導入実績を挙げます。
メジャーリーグ(ベースボール)
- ニューヨーク・ヤンキース
- シアトル・マリナーズ
- シカゴ・ホワイトソックス
- オークランド・アスレチックス
- ニューヨーク・メッツ
- セントルイス・カージナルス
- トロント・ブルージェイズ
- その他多数
NBA(バスケットボール)
- ロサンゼルス・レイカーズ
- ボストン・セルティクス
- クリーブランド・キャバリアーズ
- ゴールデンステート・ウォリアーズ
- サンアントニオ・スパーズ
- アトランタ・ホークス
- マイアミ・ヒート
- その他多数
NFL(アメリカンフットボール)
- ニューイングランド・ペイトリオッツ
- グリーンベイ・パッカーズ
- インディアナポリス・コルツ
- ニューオーリンズ・セインツ
- ピッツバーグ・スティーラーズ
- サンフランシスコ・フォーティナイナーズ
- ニューヨーク・ジャイアンツ
- ヒューストン・テキサンズ
- その他多数
サッカー
- アーセナル
- エバートン
- フルハム
- ウォルバーハンプトン・ワンダラーズ
- ニューイングランド・レボリューション
その他、アマチュアスポーツの世界でもかなりの導入実績があります。
詳しくはグラストンテクニック社のホームページをご覧ください。(英語)